令和4年9月8日、金谷治の著作、『易の話 『易経』と中国人の思考』を読み終えた。講談社学術文庫。1972年の講談社現代新書、『易の話』が底本である。
思想史における『易経』について書かれた部分が面白かった。特に、北宋の儒学者である程伊川についての部分が興味深かった。彼の思想が華厳の哲学の影響を受けたということも述べられていた(老荘の影響下にあった王弼と対比して記述してあり、記憶に残る)。
Ⅲにおいて、爻辞に関する内藤湖南の節が紹介されており、興味深く読む。
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著者金谷治(Kanaya Osamu,1920~2006)は三重県の生まれ。文学博士。
金谷治著/易の話 『易経』と中国人の思考(講談社、2003年)
〈参考ページ〉
(敬称略)
(『易の話 『易経』と中国人の思考』はサピエ図書館の点字データを使用させていただきました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々には感謝申し上げます。)
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