令和4年7月18日、以下の3冊を読み終えた。
1.近藤啓太郎著/娘の結婚(講談社、1984年)
2.今野敏、佐々木譲、黒川博行、安東能明、逢坂剛、大沢在昌著、西上心太選/矜持 警察小説傑作選(PHP研究所、2021年)
3.船瀬俊介著/ロックフェラーに学ぶ悪の不老長寿 世界を支配する闇の勢力のウラをかけ!(ビジネス社、2017年)
〈感想、メモ〉
1.近藤啓太郎著/娘の結婚(講談社、1984年)
『娘の結婚』は鴨川に住む男性作家の家族を描いた小説。登場人物の台詞やものの考え方が面白かった。
2.今野敏、佐々木譲、黒川博行、安東能明、逢坂剛、大沢在昌著、西上心太選/矜持 警察小説傑作選(PHP研究所、2021年)
『矜持(きょうじ)』は西上心太の選ぶ警察小説6作が収められる。今野敏を目当てに読んだ。今野作品(「熾火」)以外にも佐々木譲の作品(「遺恨」)も興味深く読んだ。佐々木作品を読み、ブログ執筆者は松本清張を連想した。
今野敏の『熾火』では、若き日の安積剛志が描かれる。三国俊治も登場する。安積の思慮深さが印象的である。
〈関連記事 安積剛志の登場する短編が収録される今野敏の著作『流行作家は伊達じゃない』(角川春樹事務所)を読んだ記録を含む記事〉
3.船瀬俊介著/ロックフェラーに学ぶ悪の不老長寿 世界を支配する闇の勢力のウラをかけ!(ビジネス社、2017年)
『ロックフェラーに学ぶ悪の不老長寿 世界を支配する闇の勢力のウラをかけ!』では肉食や現代医療の問題点が語られる。
ロックフェラー家での親子間(父デーヴィッドと子どもたち)の葛藤のエピソードが印象的だった。マルクス主義に傾倒する娘アビー、アビーの影響を受けて多数の反戦組織を支持する妹ペギー。家族の夕食は議論の場であったという。
(敬称略)
(上の三冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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