稲垣えみ子のリヨン滞在記『人生はどこでもドア』などを読了

令和5年3月18日(土)、次の二冊を読み終えた。kindle版をiPhoneのVoiceOverで聴く。どちらも令和5年3月時点でkindle unlimitedで利用可能。

1.内海聡著/ワクチンのすべて(NPO法人薬害研究センター、2017年)

2.稲垣えみ子著/人生はどこでもドア リヨンの14日間(東洋経済新報社、2018年)

〈感想、メモ〉

1.内海聡著/ワクチンのすべて(NPO法人薬害研究センター、2017年)

ワクチン全般に関する書籍。ワクチンの歴史、その構成成分、社会的な面からのワクチンの解説(政治家や法律等との関係及び位置づけ)など、多角的にワクチンというものの実態が開設される。

先日読んだ船瀬俊介の著書『ワクチンの罠』にもワクチンと自閉症について述べられる部分があったが、本作でも自閉症とワクチンの関係に関して書かれた部分に非常に驚いた。

〈船瀬俊介の『ワクチンの罠』を読んだ記録を含む記事〉

森博嗣著『すべてがFになる』などを読了

2.稲垣えみ子著/人生はどこでもドア リヨンの14日間(東洋経済新報社、2018年)

著者は観光地を巡るのではなく、地元にとけこんで日本でしているのと同様の生活をするためにリヨンに旅立つ。その滞在記が本書である。とても楽しい本であった。

英語が少し話せるが、ほとんどフランス語を話せないという状態で著者はエアビーで契約したアパルトマンで14日間過ごす。

マルシェでの買い物、カフェでの時間など、著者はその場その場でいろいろな困難に直面しながら、解決策を模索する。思考過程が綴られていて、著者のそのアイデアたちは、ユーモラスなものもあれば、深く考えさせられるようなものもあり、興味深かった。

あるトラブルが発生したとき、著者が気持ちを落ち着けるためにカフェで『徒然草』を読むシーンが記憶に残る。特に内容について書かれているわけではないのだが、『徒然草』をフランスに持って行っていた、ということが印象的だったのである。

著者稲垣えみ子は1965年愛知県生まれ。2016年に朝日新聞を退社。kindleストアの「著者について」の欄には「自由人」とある。

〈稲垣えみ子の著作を読んだ記録を含む記事〉

稲垣えみ子著『アフロ記者』などを読了

冷泉貴実子著『冷泉家八〇〇年の「守る力」』などを読了

(敬称略)

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