令和5年1月21日、秋山駿の『信長秀吉家康』を読み終えた。タイトルにある三人、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康について秋山駿が語る。インタビュー形式であり、聞き手は作家の岳真也(参考ページ1)。
二人の率直なやり取りが面白い。信長論も予想通り興味深かったのだが、意外にも家康論の中に印象的な部分が多くあった。
「精神」という言葉が多く用いられている事も印象に残る。精神という言葉は多用すればその主張が漠然としたものになる危険性があるが、この本においてはむしろ精神の形状がはっきりと立ち現れるかのような印象さえ受けた。
著者秋山 駿(Akiyama Shun,1930~2013(参考ページ2))は東京生まれ、文芸評論家。
聞き手岳 真也(Gaku Shinnya,1947~)は東京生まれ、作家。
秋山駿著/信長秀吉家康(廣済堂出版、1997年)
〈参考ページ〉
(敬称略)
(『信長秀吉家康』はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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