令和4年12月14日、次の三冊を読み終えた。
1.喜安幸夫著/冴える木刀(二見書房、2015年)
2.松本清張著/山中鹿之助(小学館、2015年)
3.藤井邦夫著/煤払い(文藝春秋、2016年)
〈感想、メモ〉
1.喜安幸夫著/冴える木刀(二見書房、2015年)
時代小説。元禄の世の見倒屋が主人公。
2.松本清張著/山中鹿之助(小学館、2015年)
歴史小説。尼子の猛将・山中鹿之助が描かれる。本作品は1957年に中学生向けの雑誌に連載されていたとのこと。
尼子に勝利した毛利の軍が杵築の大社に戦勝の喜びを報告するという箇所が興味深かった。杵築の大社は尼子経久が建立した。その大社に詣でるというのは、一種のパフォーマンスであろう。
3.藤井邦夫著/煤払い(文藝春秋、2016年)
時代小説。主人公は南町奉行所の吟味方与力の秋山久蔵。表題作の「煤払い」が面白かった。
(敬称略)
(上の三冊はサピエ図書館の点字データを用いました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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