令和5年3月5日(日)、次の二冊を読み終えた。いずれもkindle版で令和5年3月時点でkindle unlimitedで利用可能だった。iPhoneのVoiceOverで聴く。
1.佐藤優著/読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門(東洋経済新報社、2012年)
2.坂東眞砂子著/貌孕み(文藝春秋、2013年)
〈感想、メモ〉
1.佐藤優著/読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門(東洋経済新報社、2012年)
ブログ執筆者は佐藤優の(1)勉強に関する書籍、(2)自伝の2分野の本をとても面白いと思う。今回読み終えた『読書の技法』は(1)勉強に関する書籍に属するものと分類できよう。
〈佐藤優の著作を読んだ記録を含む記事〉
この『読書の技法』では、熟読・速読について解説される。また、どのような本を読まないと判断するのかということも実例を挙げて語られる。
時間の有限性、希少性が著者の言う速読の前提となる。時間が貴重なものであるので、熟読すべき本は選ばなければならず、速読はそのための作業である、ということであるようだ。
そして、速読するにあたっては、「必要とする情報についての明確な目的意識(本文中の表現)」が必要だとしている。
熟読、速読、記録の方法のほか、後半では読書環境や小説や漫画などについても著者の考えが述べられる。
2.坂東眞砂子著/貌孕み(文藝春秋、2013年)
『仙境異聞』の後、寅吉が再び平田篤胤の前に姿を現す。寅吉は魔境についての話を篤胤や彼の家族たちに語る。
「太祖墓陵」、「猫女」、「童翁」、「鬼母神」、「火札」、「貌孕み」、「妖魔」が収録される。「妖魔」が面白かった。
〈『仙境異聞』の一部が収録された『文豪てのひら怪談』を読んだ記録を含む記事〉
(敬称略)
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