北森鴻著『冥府神(アヌビス)の産声』などを読了
令和4年6月21日、以下の2冊を読み終えた。
1.北森鴻著/冥府神(アヌビス)の産声(光文社、2008年)
2.いとうせいこう著/自己流園芸ベランダ派(毎日新聞社、2006年)
〈感想、メモ〉
1.北森鴻著/冥府神(アヌビス)の産声(光文社、2008年)
『冥府神(アヌビス)の産声』は医療ジャーナリストが主人公である推理小説。新井素子の読書エッセイ『素子の読書あらかると』で紹介されていたもの。その商会の文章で興味を持ち、今回読んだのだが、非常に面白かった。
以下、あらすじ。新宿中央公園で刺殺事件が発生する。被害者は脳死臨調で中心的存在であった帝都大教授の吉井原義。ライターの相馬研一郎は、かつて吉井の研究室に在籍していた九条昭彦の存在に着目する。以上、あらすじ。
巻末に参考文献のリストも付されており、それらの本を今後読むのが楽しみである。ブログ執筆者が読んだ版には愛川晶、杉江松恋の解説が収録されていた。
巻末著者紹介によると、著者北森 鴻(きたもり こう)は1961年山口生まれ。
〈新井素子の『素子の読書あらかると』を読み終えた記録を含む記事〉
養老孟司著、浜崎洋介聞き手『AI支配でヒトは死ぬ。』などを読了
2.いとうせいこう著/自己流園芸ベランダ派(毎日新聞社、2006年)
『自己流園芸ベランダ派』では著者のベランダ園芸のエピソードが語られる。柳生真吾、伊藤比呂美との二つの対談も収録される。
月下美人についての少し不思議な話、ししとうのエピソードなど、興味深く読んだ。
(敬称略)
(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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