令和4年11月19日、次の二冊を読み終えた。
1.山本一力著/立夏の水菓子 たすけ鍼(朝日新聞出版、2019年)
2.浅田次郎著/鉄道員(集英社、1997年)
〈感想、メモ〉
1.山本一力著/立夏の水菓子 たすけ鍼(朝日新聞出版、2019年)
鍼灸師を主人公とした時代小説。天保4年の秋から物語が始まる。冒頭、深川の夏と秋の区切りが深川八幡宮の祭り(八月十五日)であることが述べられており、印象に残る。
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治療の場面が面白い。
主な登場人物は深川の鍼灸師、染谷、染谷の友人の漢方医である昭年、元辰巳芸者で染谷の内儀である太郎。
2.浅田次郎著/鉄道員(集英社、1997年)
短編小説集。「鉄道員」、「ラブ・レター」、「悪魔」、「角筈にて」、「伽羅」、「うらぼんえ」、「ろくでなしのサンタ」、「オリオン座からの招待状」の8作品が収録される。
三番目の短編、「角筈にて」の角筈とは、旧地名であるらしい。登場人物の一人が「今の歌舞伎町のあたり」だと説明している。
(敬称略)
(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
(上の画像はLeonardo.AIにより生成されました。2024年12月4日加筆)
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