金子成人の時代小説『付添い屋・六平太[8]』などを読了

令和4年11月17日、次の二冊を読み終えた。

1.金子成人著/付添い屋・六平太 [8] 麒麟の巻 評判娘(小学館、2016年)

2.三浦澄子著/吾妻鏡の風景(文芸社、2004年)

〈感想、メモ〉

1.金子成人著/付添い屋・六平太 [8] 麒麟の巻 評判娘(小学館、2016年)

時代小説。天保の時代の物語である。浅草などが舞台となる。大川や小名木川といった場所が話の背景に登場する。主人公は相良道場の門弟、付き添い屋の六平太。

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「大根川岸」、「木戸送り」、「評判娘」、「二十六夜」の四話が収められる。

「著者紹介」によると、著者金子成人は「鬼平犯科帳」や「剣客商売」などの脚本を手掛けている。この付添い屋のシリーズで小説家としてのキャリアをスタートしている。1949年長崎県生まれ。

2.三浦澄子著/吾妻鏡の風景(文芸社、2004年)

再読。今回は道元のエピソードなどが印象に残る。吾妻鏡に書かれていない事柄について興味が湧いた。

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この『吾妻鏡の風景』の中に、四代将軍頼経と竹御所との婚儀の時代背景として寛喜の飢饉があったことに触れられる部分がある。

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(敬称略)

(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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