加納朋子の推理小説『ガラスの麒麟』などを読了

令和4年11月5日、次の二冊を読み終えた。

1.加納朋子著/ガラスの麒麟(講談社、1997年)

2.ポール・オースター著、柴田元幸訳/インヴィジブル(新潮社、2018年)

〈感想、メモ〉

1.加納朋子著/ガラスの麒麟(講談社、1997年)

ある冬の日の殺人事件から物語が始まる。連作の推理小説。6つのエピソードが収録されている。主人公の一人である養護教諭の推理の場面が面白かった。

著者紹介によると、著者加納朋子(Kanou Tomoko)は北九州の生まれであるとのこと。

2.ポール・オースター著、柴田元幸訳/インヴィジブル(新潮社、2018年)

長編小説。物語は1967年の春の出来事から始まる。主人公はこの年コロンビア大学の2年生である男性。

冒頭からダンテの神曲の話題が登場する。最近読んだ田中芳樹の『黒蜘蛛島』にもダンテの『神曲 地獄編』の話題が出ていた。『神曲 地獄編』を徹底的に記憶していると小説を読む楽しみが増す事だろうと思った。

巻末著者紹介によると、著者ポール・オースター(Paul Auster)は1947年にニュージャージー州に生まれたとのこと。

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(敬称略)

(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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