令和4年10月23日、次の二冊を読み終えた。
1.クーリッジ作、山主敏子文/すてきなケティ(ポプラ社、1986年)
2.野口悠紀雄著/「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ(KADOKAWA、2018年)
〈感想、メモ〉
1.クーリッジ作、山主敏子文/すてきなケティ
児童文学に分類されるが、大人が読んでも面白いと思う。主人公はケティというカー家の長女。子どもたちの日常と主人公の大けがというアクシデントが描かれる。主人公は大けがで体の自由を奪われるのだが、その状況から多くを学ぶ。登場人物たちの言葉遣いも丁寧であり、読後感のさわやかな一冊だった。
巻末の訳者による解説によると、作者スーザン・クーリッジ(Susan Coolidge,1835~1905)はオハイオ州クリーブランドの生まれ。
2.野口悠紀雄著/「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ
ある学歴を有することができる能力を持っている、ということを示すための勉強ではなく、実質的な能力を伸ばすための勉強の方法について語られる本である。外国語学習についての話が興味深かった。方法論や歴史上の語学学習者の実例として挙げられているシュリーマンのエピソードなど、面白かった。
巻末の著者紹介によると、著者野口悠紀雄(Noguchi Yukio,1940~)は東京の生まれ。東京大学工学部を卒業の後、大蔵省に入省。『「超」整理法』(中公新書)など、著書多数。
(敬称略)
(今回の二冊はサピエ図書館の点字データを用いました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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