令和4年8月7日、以下の2冊を読み終えた。
1.田中芳樹著/魔境の女王陛下(講談社、2012年)
2.円城寺忍著/グイン・サーガ外伝 黄金の盾(早川書房、2015年電子書籍版製作)
〈感想、メモ〉
1.田中芳樹著/魔境の女王陛下(講談社、2012年)
『魔境の女王陛下』は薬師寺涼子シリーズ。今作では主人公たちはシベリアに出張する。主人公の二人、薬師寺涼子と泉田準一郎は第1章ではハバロフスク地方、山を越えるとサハ共和国、という地点にいる。エベンキの人々が生活する土地での物語である。時代はリーマンショック以後であるようだ。
面白かった。
〈薬師寺涼子シリーズを読んだ記録を含む記事〉
2.円城寺忍著/グイン・サーガ外伝 黄金の盾(早川書房、2015年電子書籍版製作)
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『グイン・サーガ外伝 黄金の盾』にはヴァルーサ、ガンダル、グインらが登場する。彼ら主要登場人物のほか、ヴァルーサの友人リー・メイ、アルセイスのエルディル、蜘蛛使いのアラクネーといった人々も登場する。
剣闘士フロルスとガンダルのエピソードが面白かった。第一話の「大灰色猿の日」で剣闘士の日常や考え方が描かれる部分がある。タイスにおいて高名な剣闘士であるフロルスは剣闘士の訓練として、走ることを重要と考えている。その訓練法について周囲から批判があったというくだりを面白く感じた。
(敬称略)
(『魔境の女王陛下』はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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