令和4年7月29日、以下の2冊を読み終えた。
1.笹沢左保著/死の追走 次は誰か(講談社、1999年)
2.金森秀晃著/凹んだ数だけ強くなれる29の法則 しなやかな強さを身に着けるレジリエンスの鍛え方(総合法令出版、2015年)
〈感想、メモ〉
1.笹沢左保著/死の追走 次は誰か(講談社、1999年)
『死の追走 次は誰か』は連作の短編集。「神の正体」、「悪魔の遺言」、「不倫宣言」、「四角い血液」、「一瞬の誘惑」、「7.2グラムの遺言」、「真夜中の飛翔」、「揺れる親玉」の8作が納められる。それぞれ90年代の小説現代に掲載された作品である。読後感の苦い作品がほとんどで、中でもギャンブルに取りつかれた女性の登場する「悪魔の遺言」は印象が強かった。解説は山前譲。
2.金森秀晃著/凹んだ数だけ強くなれる29の法則 しなやかな強さを身に着けるレジリエンスの鍛え方(総合法令出版、2015年)
『凹んだ数だけ強くなれる29の法則 しなやかな強さを身に着けるレジリエンスの鍛え方』の著者は心理カウンセラーとして多くのケースに当たる。また、著者は極真空手の経験を持っている。空手に関するエピソードも書かれており、興味深かった。
第5章の中の「22 自分のスタイルを捨てる」、第6章の中の「26 修正を前提に動く」を特に興味を持って読んだ。
(敬称略)
(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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