令和4年6月28日、以下の2冊を読み終えた。
1.稲葉真弓著/藍の満干(みちひき) 色のあるファンタジー(PILAR PRESS、2008年)
2.安井玉蜂著/キジの儀式 尼寺日記より(二見書房、1989年)
〈感想、メモ〉
1.稲葉真弓著/藍の満干(みちひき) 色のあるファンタジー(PILAR PRESS、2008年)
『藍の満干(みちひき) 色のあるファンタジー』には色にまつわるショートストーリー18作が納められる。「おばあさんの桜餅」、「紫のあけぼの」が面白かった。
著者稲葉真弓は1950年愛知県の生まれ。
2.安井玉蜂著/キジの儀式 尼寺日記より(二見書房、1989年)
『キジの儀式 尼寺日記より』はエッセイ集。駅で出会った女性に著者が呼吸法を教える場面が印象的な「駅のホームで」、前田久吉のエピソードが語られる「シゲノ坂」、維摩経の中の衆香国についての文章のある「香積」などが面白かった。
著者は1934年京都の生まれ。大病ののちに禅をこころざしたとある。1977年に山田無文により得度したとのことである。
(敬称略)
(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
(上の画像はAI PICASSOにより生成されました。令和六年八月二十二日加筆)
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