2022年4月13日から15日までの3日間に以下の4冊を読み終えた。
1.ピョートル・フェリークス・グジバチ著/世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか(SBクリエイティブ株式会社2017年、電子書籍版)
2.栗本薫著/グイン・サーガ 17 三人の放浪者(早川書房、1984年)
3.半村良著/妖星伝 1 鬼道の巻(講談社、1977年)
4.黒須紀一郎著/役小角 異界の人々(作品社、1996年)
〈感想、メモ〉
1.ピョートル・フェリークス・グジバチ著/世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか(SBクリエイティブ株式会社2017年、電子書籍版)
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『世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか』の著者はポーランドに生まれ、2000年に来日。人材育成や組織開発、リーダーシップ開発などの分野で仕事をしてきた人物(巻末の著者紹介ページによる)。合気道などの日本文化にも通じており、本作中にも植芝盛平の言葉が紹介される。
「第1章 世界より速く動くための仕事術」、「第2章 ロジカルシンキングなんてしている暇はない!」、「第3章 忙しくても、10倍の結果を出すために」、「第4章 仕事の加速度を上げる人間関係の作り方」、「第5章 必要なことを高速で学ぶ方法」、「第6章 グーグルの疲れない働き方」、「終章 自分の仕事を壊せる人が、次の時代をつくる」という構成。
第5章の中の「成功」と「成長」フィボナッチ数列の話が面白かった。
2.栗本薫著/グイン・サーガ 17 三人の放浪者(早川書房、1984年)
『グイン・サーガ 17 三人の放浪者』はグイン・サーガシリーズ第17巻。グイン、マリウス、イシュトヴァーンらが登場。
第一話「三人の放浪者」、第二話「北の都サイロン」、第三話「酔いどれ小路」、第四話「月の王子」という構成。
「あとがき」によると、主人公グインの登場は二年ぶりのようである。エピグラフは「ケイロンの書」とあるが、ここでも主人公グインの台詞は格好良い。
3.半村良著/妖星伝 1 鬼道の巻(講談社、1977年)
『妖星伝 1 鬼道の巻』は江戸時代を舞台にした伝奇小説。最近読んだ『陰陽祓い』(今野敏著、学研)の中で「鬼道」が扱われていたので、他の小説でどのように描かれているのだろうと思い、読んだ。
〈関連記事 今野敏の『陰陽祓い』を読んだ記録を含む記事〉
4.黒須紀一郎著/役小角 異界の人々(作品社、1996年)
『役小角 異界の人々』は役小角を主人公とした小説。『妖星伝 1』同様、『陰陽祓い』からの流れで読むことにした本。面白かった。
以下、印象に残った部分。(1)第四章の役小角の金剛山での修行の場面。火を起こすことから学んでいく様子を読み、ブログ執筆者は現代の生活を改めて考えた。必要不可欠なものは何か、不要なものは何か、時々考えるのは有意義のように思える。(2)蘇我石川麻呂の運命。山田寺での最期に終わらぬ中大兄の執拗な冒涜行為には(このあたりおそらく諸説あろうが)暗澹とした気分にさせられる。興味深い。
〈参考図書〉
今野敏著/陰陽祓い(学研、2001年)
(敬称略)
(『三人の放浪者』、『妖星伝1』、『役小角』はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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