リュック・モンタニエの『ノーベル医学賞受賞者が教える病気を寄せつけない賢い生き方』などを読了

次の5冊は2022年の3月11日から13日までの期間に読み終えた本である。

1.大前研一著/50代からの「稼ぐ力」 会社にも年金にも頼らず生きる方法(小学館、2019年)

2.本田健著/ユダヤ人大富豪の教えⅡ さらに幸せな金持ちになる12のレッスン(大和書房

3.カーリン・ブランドル著、長谷川弘江監修・著、畑沢裕子訳/癒しのお香 改訂新版 高貴な樹脂・ハーブ・スパイスを楽しむインセンスガイド(ガイアブックス、2014年)

4.川村二郎著/社会人としての言葉の流儀(東京書籍、2016年)

5.リュック・モンタニエ著、根路銘国昭医学監修、田中裕子訳/ノーベル医学賞受賞者が教える病気を寄せつけない賢い生き方 自分を守るのは、この簡単なルールです!(イースト・プレス、2009年)

〈感想、メモ〉

1.大前研一著/50代からの「稼ぐ力」 会社にも年金にも頼らず生きる方法(小学館、2019年)

本の冒頭、安倍首相(当時)の2018年の未来投資会議における(以下引用)「70歳までの就業機会を確保する」(引用終わり)という発言が引かれる。著者はこの発言の含意をシビアに読み取る。これは実は(以下引用)「65歳以上になっても働き続けて社会保障費の抑制に協力しろ」、「年金はあてにするな」(引用終わり)という意味なのだと著者は言う。

本書で著者は年金をあてにするのではなく、自ら「稼ぐ力」を身に着けるべきだと主張する。その目標の金額は「月15万円」と第2章終わりで設定される。

第3章以降、様々な稼ぐ方法が提示される。

刊行当時の著者の展望として、やはりそれは注目すべきと考えられたらしく、社会におけるITの役割の重要性が語られる部分がある。その業の実例として、ジャック・ドーシーのSquareなども紹介される。

2.本田健著/ユダヤ人大富豪の教えⅡ さらに幸せな金持ちになる12のレッスン(大和書房)

kindle版をiPhoneのVoiceOver機能で聴いた。

『ユダヤ人大富豪の教えⅡ さらに幸せな金持ちになる12のレッスン』はユダヤ人大富豪の教えシリーズの第2巻である。舞台はスイス。実業家、銀行家として身を立てたホフマンという人物が主人公の日本人青年にさまざまなことを伝授する。再読。

前作『ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』(大和書房)で主人公はフロリダにおいてハーマン・ゲラーというユダヤ人から様々なことを教わる。続く今作の師・ホフマンはゲラーの幼馴染、親友である。今作は日本で過ごしていた主人公にゲラーからの手紙が届く。手紙には金銭について学びたいのであればスイスの友人が適任であるから、その気持ちがあるならスイスに行くと良い、という内容のものであった。

今回はレッスン12の中の「お金はエネルギー」という節が記憶に残る。

3.カーリン・ブランドル著、長谷川弘江監修・著、畑沢裕子訳/癒しのお香 改訂新版 高貴な樹脂・ハーブ・スパイスを楽しむインセンスガイド(ガイアブックス、2014年)

『癒しのお香』の著者のカーリン・ブランドルは占星術師としてドイツで活動しているとのこと(巻末著者紹介による)。本編では占星術とお香の関りについても語られる。

同じく、巻末の紹介によると、監修・著者の長谷川弘江は(社)自然療法機構・認定自然療法士であり、また、ヒルデガルトフォーラムジャパンの副代表でもある(刊行当時)とのこと。

4.川村二郎著/社会人としての言葉の流儀(東京書籍、2016年)

川村二郎の『社会人としての言葉の流儀』には楠本定平、司馬遼太郎、早乙女貢といった人々の言葉が収められている。

早乙女貢はその会津に関する発言が紹介されている。戊辰戦争の会津の恨みが消えるまであと何年かかるのだろうかという意味の著者の問いに、早乙女貢は、(以下引用)「あと500年はかかるだろうな」(引用終わり)と答えたという。

司馬遼太郎に関しては複数のエピソードが紹介される。著作の内容に関すること(「街道をゆくではオランダ、近江」などについて触れられる)、著者との会話など、興味深く読んだ。

著者川村二郎は1941年東京生まれ。

5.リュック・モンタニエ著、根路銘国昭医学監修、田中裕子訳/ノーベル医学賞受賞者が教える病気を寄せつけない賢い生き方 自分を守るのは、この簡単なルールです!(イースト・プレス、2009年)

リュック・モンタニエの『ノーベル医学賞受賞者が教える病気を寄せつけない賢い生き方』は再読。

製薬会社やフランスの研究者を著者がどのように見ているかが興味深かった。

また、ワクチンのアジュバントについて、ごく一部の人に限ってだが、アジュバントにより自己免疫反応が引き起こされることを指摘している(第一章)。ここでは、アジュバントには水産課アルミニウムが用いられており、水産課アルミニウム以外のアジュバントを探す必要があるという考えも示されている。

以下、そのほかに印象に残った部分二つ。(一)1章の中の「予防接種数が増えると死亡数も増えるパラドックス」という部分。「(以下引用)体に合わないワクチンを接種することで、かえって逆効果になってしまう(引用終わり)」ことの例として、米国での調査結果が挙げられている。インフルエンザワクチンの接種数が増えるのに比例して65歳以上の高齢者のインフルエンザによる死亡が増加している(本文では「急増」と表現されている)というケースである。その原因は、高齢者は胸腺が老化しているため、ワクチンにより体に入るわずかな抗原に対してさえ抗体を作りえないということが事前に考慮されていなかったことだとこの書籍内ではされている。 (二)電磁波の人体への悪影響について指摘している部分(2章内「電磁波はDNAに傷をつける」)

(敬称略)

(『50代からの「稼ぐ力」、『癒しのお香』、『社会人としての言葉の流儀』、『ノーベル医学賞受賞者が教える病気を寄せつけない賢い生き方』はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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