以下は2022年1月7日から9日までの期間に読んだ本である。
1.樋口信平著/おごそかな命令 テモテへの手紙から(一粒社、1998年)
2.ヴェロニク・タジョ著、村田はるせ訳/神(イマーナ)の影 ルワンダへの旅ー記憶・証言・物語(エディション・エフ、2019年)
3.木山捷平著/落葉・回転窓 木山捷平純情小説選(講談社、2012年)
4.C.H.スポルジョン著、今井敦子訳/スポルジョンの力ある祈り(いのちのことば社、1995年)
5.藤原一生著/日本キリスト教児童文学全集第15巻 ゴリアテごっこ(教文館、1984年)
6.栗本薫著/ヤーンの翼(早川書房、2001年)
7.津田久美子著/ルワンダに灯った希望の光 久美子のバナナ和紙(書肆侃侃房、2017年)
〈メモ〉
1.樋口信平著/おごそかな命令 テモテへの手紙から(一粒社、1998年)
『おごそかな命令 テモテへの手紙から』はパウロによる『テモテへの手紙』について書かれたものである。
2.ヴェロニク・タジョ著、村田はるせ訳/神(イマーナ)の影 ルワンダへの旅ー記憶・証言・物語(エディション・エフ、2019年)
『神(イマーナ)の影 ルワンダへの旅ー記憶・証言・物語』の著者は詩人であり小説家、児童文学作家。著者は1998年、1999年にルワンダを訪れ、本作を執筆。
3.木山捷平著/落葉・回転窓 木山捷平純情小説選(講談社、2012年)
『落葉・回転窓 木山捷平純情小説選』は短編集。「村の挿話」、「猫柳」、「空閨」、「増富鉱泉」、「男の約束」、「落葉」、「回転窓」、「留守の間」、「口婚」、「好敵手」、「七人の乙女」が収録される。
大陸で敗戦を迎えた男を描いた「男の約束」が面白かった。満州の長春での生活が描かれている。
ほか、指の怪我の治療の目的で主人公が山梨県の増冨鉱泉へ行く「増冨鉱泉」も記憶に残る。韮崎から増冨までの旅の様子が穏やかで印象的である。
4.C.H.スポルジョン著、今井敦子訳/スポルジョンの力ある祈り(いのちのことば社、1995年)
『スポルジョンの力ある祈り』の著者スポルジョン(1834~92)は英国の説教家。
5.藤原一生著/日本キリスト教児童文学全集第15巻 ゴリアテごっこ(教文館、1984年)
『日本キリスト教児童文学全集第15巻 ゴリアテごっこ』にはイエスの少年時代を描いた「ゴリアテごっこ」などが収められる。
6.栗本薫著/ヤーンの翼(早川書房、2001年)
『ヤーンの翼』は再読。グイン・サーガシリーズの第80巻である。「ヤーン」とは、運命の神の名前である。
マリウス、グイン、ディモス、ゼノン、イシュトヴァーン、ヴァレリウス、イェライシャらが登場する。
「戦火の中原」、「劫火」、「ドールの子」、「ヤーンの翼」の四話から成る。
第二話の「2」で説明されるワルスタットの地理の説明が興味深く感じられた。グイン、ゼノンらのワルド城入りに際しての描写である。
「あとがき」の日付は、2001年の7月9日となっている。
〈関連記事 栗本薫著『ヤーンの時の時』(早川書房)を再読した記録を含む記事〉
7.津田久美子著/ルワンダに灯った希望の光 久美子のバナナ和紙(書肆侃侃房、2017年)
『ルワンダに灯った希望の光 久美子のバナナ和紙』の著者は、ルワンダにおいて当時不要とされて廃棄されていたバナナ茎から「バナナ・ペーパー」を生み出した。その製法には、伝統的な和紙作りの技術が応用され、化学薬品は用いられない。本書においては著者のバックグラウンドやアフリカでの活動が語られる。
著者はクウェートをはじめとして、複数の大使館に勤務した経験を持つ。クウェート大使館、フィリピン大使館、ネパール大使館、エチオピア大使館での体験談を読むことができる。
第一章第四節では著者の2002年のエチオピアの初訪問の様子が描かれる。タナ湖の美しさが描写されていたのが印象的であった。
※出版年はサピエ図書館所蔵の点字データのものである。
(敬称略)
(上の7冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
(上の画像はPlaygroundにより生成されました。(2024年7月22日加筆))
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