令和5年1月22日、次の二冊を読み終えた。
1.山口洋子著/ひやりとする軽井沢(文藝春秋、2002年)
2.藤井邦夫著/祝い酒(二見書房、2007年)
〈感想、メモ〉
1.山口洋子著/ひやりとする軽井沢(文藝春秋、2002年)
軽井沢を舞台にした短編6作が収録される。
作詞家の女性の視点で描かれた「黒の残響」には、キャリアの長いロックミュージシャンが登場する。そのミュージシャンの野外コンサートのシーンが面白く感じられた。
著者山口洋子(1937~2014(参考ページ1))は、担当編集者によると、「夏になると軽井沢へ避暑(参考ページ2)」に行くことで有名だとのことである。
2.藤井邦夫著/祝い酒(二見書房、2007年)
時代小説。「柳橋の弥平次捕物噺」のシリーズ第2作。一話完結の短編、、「思案橋」、「祝い酒」、「捨て子」、「入墨者」の四作品収められる。弥平次のほか、南町奉行所与力の秋山久蔵、北町奉行所の同心である白縫半兵衛らも登場する。(参考ページ3)
〈関連記事 同心の登場する時代小説を読んだ記録を含む記事〉
『一本眉』(池波正太郎著、文藝春秋)を読んだ記録を含む記事
『麒麟越え』(千野隆司著、双葉社)を読んだ記録を含む記事
隅田川のほか、東堀留川なども舞台に登場する。
著者の藤井邦夫(1946~)は北海道の旭川の生まれ。
(以上、敬称略)
〈参考ページ〉
収録作品のタイトルや登場人物の名前の漢字表記などは以下のページを参考にさせていただきました。
(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
コメント