令和5年1月14日、次の二冊を読み終えた。
1.岡田恵美子著/アレクサンダー物語 地中海からインドまで(筑摩書房、1987年)
2.小川洋子著/夜明けの縁をさ迷う人々(角川書店、2007年)
〈感想、メモ〉
1.岡田恵美子著/アレクサンダー物語 地中海からインドまで(筑摩書房、1987年)
アレクサンダー、ダーラーブ、ダーラー、アリストテレスなどが登場する。
本文中、ペルセポリスから発見された碑文について語られる部分があり、興味を持って読んだ。ペルシア帝国について書かれた文章なのだが、アウラマズダ神についても書かれている。
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ジャン・ボッテロ、マリ=ジョゼフ・ステーブの『メソポタミア文明』などを読了
ほか、ユーフラテスを挟んでアレクサンダーとダーラーの両軍が対峙する場面などが印象的であった。
巻末のあとがきによると、本作品は10世紀のペルシャの詩人であるフェルドウスィーによる物語がもとになっているとのこと。
著者岡田恵美子(Okada Emiko,1932~)は東京の生まれ。は
2.小川洋子著/夜明けの縁をさ迷う人々(角川書店、2007年)
短編集。9作品が収められる。特に面白かったのは「お探しの物件」という作品である。ものに意識や心、感情があるというのは魅力的な世界観だ。
今回読んだ神奈川県ライトセンター政策のデータは底本が2007年発行のもので、解説が付されていないバージョンだった。
著者小川 洋子(Ogawa Youko、1962~)は岡山県の生まれ。
(敬称略)
(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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