養老孟司と楳図かずおの対談『やさしい「唯脳論」』などを読了

令和4年7月14日、以下の2冊を読み終えた。

1.久郷晴彦著/100歳までの健康をつくる!奇跡の有機アロエベラ 代替医療のエース(コスモ21、2013年)

2.養老孟司、楳図かずお著/やさしい「唯脳論」(メディアファクトリー、1996年)

〈感想、メモ〉

1.久郷晴彦著/100歳までの健康をつくる!奇跡の有機アロエベラ 代替医療のエース(コスモ21、2013年)

『100歳までの健康をつくる!奇跡の有機アロエベラ 代替医療のエース』では主にアロエベラについて語られる。キダチアロエとの違いについても開設されている。

以下、興味深く思われた点二つ。(一)アレクサンダー大王がアリストテレスからアロエの健康に良いということを教わっていたというエピソード。(二)宋の『開宝本草』にアロエが蘆會の名で現れていて、その薬効が紹介されているという記事。

2.養老孟司、楳図かずお著/やさしい「唯脳論」(メディアファクトリー、1996年)

『やさしい「唯脳論」』は解剖学者の養老孟司と漫画家の楳図かずおの対談本である。スティーヴン・キングや沢庵についての話が面白い。

恐怖小説化のスティーヴン・キングの話からミヒャエル・エンデの『モモ』に展開するあたり、とても面白く感じた(「第5章 脳の正しい鍛え方」)。

沢庵については、「長生き」についての沢庵の考えが紹介され、その後、生きることと考えることの話となる。生きることと考えること、実際に行動すること、と対話は続く(同じく第5章)。興味深い話であった。

(敬称略)

(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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