令和5年3月22日(水)、次の二冊を読み終えた。
1.石平著/教えて石平さん。日本はもうすでに中国にのっとられているって本当ですか?(SBクリエイティブ、2017年)
2.畑村洋太郎著/子どものための失敗学 人はだれでも失敗するもの(講談社、2001年)
〈感想、メモ〉
1.石平著/教えて石平さん。日本はもうすでに中国にのっとられているって本当ですか?(SBクリエイティブ、2017年)
kindle版をiPhoneのVoiceOverで聴く。令和5年3月22日時点でkindle unlimitedで利用可能。
チャイナの軍事的脅威に警鐘を鳴らす本である。国防動員法の危険性や日本国内の土地が買われることの意味や背景などといった現在の状況が解説されたうえで今後日本がすべきだと著者が考えていることが語られる。
第4章の中の「日本との戦争にまつわる3つの国家的記念日」と題されたパートが興味深かった。国家的記念日として、盧溝橋事件の7月7日、大陸に駐在していた日本軍が降伏文書に調印した9月3日、チャイナが「あった」と主張する南京大虐殺の12月13日が設けられたということが語られる。著者石平はチャイナの主張する30万人の虐殺は無かったとの立場である。
続く「年に3回も反日報道で一色になる中国」ではその記念日の影響は見過ごせないのではないかとの懸念が語られる。
著者の石 平(せき へい)は評論家。1962年四川省の生まれ。2007年に日本国の国籍を取得。
2.畑村洋太郎著/子どものための失敗学 人はだれでも失敗するもの(講談社、2001年)
再読。今回は読み終えてから失敗の正室に改めて面白さを感じた。失敗は扱い方によっては成長の糧ともなり、放置したり隠蔽したり扱いを誤ったりすれば、その失敗が新たな失敗を招いたり大きくなったりする。
〈前回『子どものための失敗学』を読んだ時の記録が含まれる記事〉
(敬称略)
(『子どものための失敗学』はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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