令和4年6月29日、以下の3冊を読み終えた。
1.荒木栄司著/肥後国衆一揆 肥後戦国武将たちの最後の戦い(フリーウェイ、1987年)
2.田中芳樹著/クレオパトラの葬送(講談社、2001年)
3.向田邦子著/男どき女どき(新潮社、1982年)
〈感想、メモ〉
1.荒木栄司著/肥後国衆一揆 肥後戦国武将たちの最後の戦い(フリーウェイ、1987年)
『肥後国衆一揆 肥後戦国武将たちの最後の戦い』は、1587年の肥後の国衆一揆についての本。
佐々成政、大津山家稜(おおつやまいえかど)、隈部親永(くまべちかなが)といった人物たちが描かれる。
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2.田中芳樹著/クレオパトラの葬送(講談社、2001年)
『クレオパトラの葬送』は薬師寺涼子シリーズ。今作は香港へ向かう豪華客船「クレオパトラ8世号」が舞台となる。面白い。
著者田中芳樹は1952(昭和27)年熊本県生まれ。
3.向田邦子著/男どき女どき(新潮社、1982年)
『男どき女どき』にはエッセイと小説が納められる。先日読んだ『もったいない主義』(小山薫堂、幻冬舎)でこの作品について述べている場所があったので、今回読む。
「花束」という文章の中の森繁久彌のエピソードなどが面白かった。著者向田邦子が森繁久彌とともにテレビドラマの仕事をし、打ち上げのパーティで森繁から優しい言葉をかけてもらった、というエピソードである。ちなみに、そのドラマは、森繁が主演、共演に和田アキ子、演出は和田勉であったとのことである。
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(敬称略)
(上の三冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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