東野圭吾の『ラプラスの魔女』を読了

令和5年1月9日、東野圭吾の小説、『ラプラスの魔女』(KADOKAWA)を読み終えた。サピエ図書館の点字データには日本赤十字社北海道支部点字センターのものと西宮視覚障害者図書館の2種類があったが、今回は西宮視覚障害者図書館のデータで読む。

疾走感のあるミステリーであり、楽しんで読んだ。前半、異なる場所での様々な事柄が描かれるのだが、徐々にそれらが絡み合い、物語も加速していく。先日読んだリチャード・スタークスの『汚れた7人』(角川書店)もそうだったのだが、巧みな構成とスピード感で後半は一気に読んだように思う。

以下は前半の出来事。温泉地で起こった硫化水素の中毒によるある男性の死。その温泉地を調査していた地球化学研究者は一人の少女と出会う。その後、別の場所でまたもや中毒による死亡という出来事が起き、研究者は現地調査に赴くこととなる。そこで再び前回の現場で出会った少女の姿を発見することになる。

KADOKAWAのページによると、この作品はシリーズ化されているらしい。続けて読んでみたいと思う。

〈参考ページ〉

KADOKAWAの『ラプラスの魔女』についてのページ

(敬称略)

(『ラプラスの魔女』はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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