令和4年12月8日、次の二冊を読み終えた。
1.曽野綾子著/ある成功者の老後(河出書房新社、2012年)
2.北方謙三著/北方謙三の『水滸伝』ノート(日本放送出版協会、2009年)
〈感想、メモ〉
1.曽野綾子著/ある成功者の老後(河出書房新社、2012年)[点字版制作 滋賀県立視覚障碍者センター]
短編小説集。「青母子」、「農夫の朝食」、「故郷へ」、「沈黙の海」、「夜空の明暗」、「朝の光」、「豚が来た!」、「無言の新月」、「一夜」、「ある成功者の老後」が収められる。ある家族のシンガポール旅行が描かれる「無言の新月」が面白かった(主人公がマラッカ王国について興味を持っているという点や経済格差が描写される箇所など)。
2.北方謙三著/北方謙三の『水滸伝』ノート(日本放送出版協会、2009年)[点字版製作 滋賀県立視覚障碍者センター]
北方謙三が自らの作品『水滸伝』について語る本である。知識をどのように小説執筆に生かすかということに関する柴田錬三郎の言葉が紹介されており、印象に残った。
(敬称略)
(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
(上の画像はLeonardo.AIにより生成されました。令和六年八月二十一日加筆)
コメント