成毛眞著『情報の「捨て方」』などを読了

令和5年3月9日、次の二冊を読み終えた。いずれもkindle版をiPhoneのVoiceOverで聴く。

1.成毛眞著/情報の「捨て方」 知的生産、私の方法(KADOKAWA、2015年)

2.コルク著、ヤツ ジュン編集/ふしぎな村の村長の教え2 起業家編: これから起業したい人、起業したのに利益が上がらない人、読んでください。(2021年)

〈感想、メモ〉

1.成毛眞著/情報の「捨て方」 知的生産、私の方法(KADOKAWA、2015年)

有益な情報を得ることの重要性とともに、無益な情報に接することの危険性が語られる。

世の中には様々な情報源があるが、著者が「人」を重要な情報源として挙げているのが面白いと思う。直接対面しての情報収集(このような大仰な雰囲気では著者は書いていないが)が必要、ということが語られる(第2章など)。

「第5章 情報を「生み出す」」の副題は、「受け取るだけの人間になるな」である。情報発信の重要性が述べられている。情報を発信することを前提とした情報収集はそれを前提としないものとは質が異なるという話には非常に説得力を感じる。

この本の最期の部分に著者の「私の情報個人史」が収められている。このパートもとても面白い。小学生時代に百科事典を読んでいたというエピソードなど、なるほどと思う。

2.コルク著、ヤツ ジュン編集/ふしぎな村の村長の教え2 起業家編: これから起業したい人、起業したのに利益が上がらない人、読んでください。(2021年)

令和5年3月時点でkindle unlimitedで利用可能。

シリーズ第2巻。起業したが、仕事が上手くいっていない主人公が、ふしぎな村の情報を得る。ある山でふしぎな村で何事かを教わってきた彼の知人はそれ以前の雰囲気と異なり、「(以下引用)自信に満ちて、とても優雅な雰囲気(引用終わり)」が感じられたのである。主人公はそのふしぎな村を探し始める。

「第7章 成長潜在能力」が面白いと思った。物事をやり切らないことが常態化していることが無意識のうちに、「できる/できない」の判定に影響を与えている、という考えに主人公が村長との会話に導かれてたどり着く場面など、印章に残る。

〈シリーズ第1作を読んだ記録を含む記事〉

コルク著『ふしぎな村の村長の教え』などを読了

(敬称略)

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