富川元文著『赤い鯨と白い蛇』などを読了

令和4年11月14日、次の二冊を読み終えた。

1.大城太著/一生お金に困らない「華僑」の思考法則(電子書籍版)ver1.2(日本実業出版社、2021年)

2.富川元文著/赤い鯨と白い蛇(クリーク・アンド・リバー社、2006年)

〈感想、メモ〉

1.大城太著/一生お金に困らない「華僑」の思考法則(電子書籍版)ver1.2(日本実業出版社、2021年)

華僑の行動や考え方、コミュニケーションに関する本である。再読。今回は華僑の教育に関する箇所が面白く感じられた。古典(論語や三国志など)を子供に読ませて感想を聞き、それで子供のビジネスセンスを量るというようなことが書いてあった。基準や本の選びは家庭により異なるのだろうが、興味深い方法である。

著者の大城 太(おおしろ だい)は、独立に当たり、「(以下引用)華僑社会で知らない者はいないと言われる大物華僑に師事(引用終わり)」。複数の会社を経営。また、社団法人理事長、ベンチャー企業への投資を行うビジネスオーナーである。

2.富川元文著/赤い鯨と白い蛇(クリーク・アンド・リバー社、2006年)

小説。認知症を発症した女性、無理な商売で客たちの怒りを買っている女性、配偶者に失踪された女性らが主人公である。物語の舞台は千葉の館山。第一章は東京駅から千葉の蘇我駅を経て房総半島の東京湾川を南に下り、館山方面へ向かう登場人物たちの様子の描写から始まる。ほか、物語には、館山湾(別名鏡ヶ浦)、富士山、沖ノ島、館山港といった場所が登場する。

同名映画の原作であるらしい。面白かった。人間の記憶というものについて考えさせられた。

(敬称略)

(『赤い鯨と白い蛇』はサピエ図書館の点字データを使用しました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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