令和4年12月12日、次の二冊を読み終えた。
1.姉小路祐著/密命副検事(講談社、2010年)
2.マルコム・カウリー著、小笠原豊樹訳/八十路から眺めれば(草思社、1999年)
〈感想、メモ〉
1.姉小路祐著/密命副検事(講談社、2010年)
長編小説。主人公は副検事。今回読んだ点字データの底本は文庫化されたもので、「文庫版あとがき」が収録されていた。本編もこのあとがきも興味深く読んだ。
2.マルコム・カウリー著、小笠原豊樹訳/八十路から眺めれば(草思社、1999年)
老いに関するエッセイ。12月10日に読み終えた近藤啓太郎と安岡章太郎の対談本『齢八十いまなお勉強』(光文社)の中で話題になっていたので今回読む。老いという事柄についての考え方は多様であるが、出来るだけ多くの考えを読んでみたいと思っている。
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「訳者あとがき」によると、著者マルコム・カウリー(1898~1989)は文芸評論家、書評家、大学教授編集者、翻訳家として高名な人物であるとのこと。
第一章に、老年期のポール・クローデルやイェイツの文章が引用されており、興味深く読んだ。
(敬称略)
(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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