令和4年11月9日、次の二冊を読み終えた。
1.椙本孝思著/バジリスク 寄生生物(角川書店、2012年)
2.夢枕獏著/キマイラ菩薩変 キマイラ・吼 5(朝日ソノラマ、1989年)
〈感想、メモ〉
1.椙本孝思著/バジリスク 寄生生物(角川書店、2012年)
角川ホラー文庫のシリーズ。スプラッタの要素が多く含まれている。超常現象を含む小説は以下に説得力を持たせるかというところがポイントとなるように思うが、この作品はかなり超常現象の気息性、描かれる世界のルールが明瞭だった。設定が明快なので読者は作品世界に没入しやすいと思う。殺伐とした話だったが、面白かった。
著者紹介によると、著者椙本孝思(Sugimoto Takashi,1977~)は奈良県の生まれであるとのこと。
2.夢枕獏著/キマイラ菩薩変 キマイラ・吼 5(朝日ソノラマ、1989年)
キマイラ・吼のシリーズ。格闘シーンが良かった。
九十九三蔵、九十九の師匠である真壁雲斎らが登場する。箱根外輪山、相模湾、真鶴半島の名が物語の冒頭の九十九の歩く場面に背景として記される。
著者紹介によると、著者夢枕獏(Yumemakura Baku,1951~)は小田原の生まれであるとのこと。
(敬称略)
(上の二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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