令和4年9月27日、次の二冊を読み終えた。
1.佐伯泰英著/白虎の剣 長崎絵師通吏辰次郎(角川春樹事務所、2003年)
2.奥の細道迷い道 吉行和子・富士真奈美おんなふたり(集英社インターナショナル、2018年)
〈感想、メモ〉
1.佐伯泰英著/白虎の剣 長崎絵師通吏辰次郎(角川春樹事務所、2003年)
『白虎の剣 長崎絵師通吏辰次郎』は歴史小説。享保年間、徳川吉宗治世下の時の物語。主人公は絵師であり、剣の使い手。解説は細谷正充。
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今野敏の著作『鬼龍』の解説
細谷正充の著作、『宮本武蔵の『五輪書』が面白いほどわかる本』
物語の中に「福建省人のお参りする(第二章中の表現)」崇福寺(福州寺とも呼ばれる)が登場し、印象に残る。
2.奥の細道迷い道 吉行和子・富士真奈美おんなふたり(集英社インターナショナル、2018年)
『奥の細道迷い道 吉行和子・富士真奈美おんなふたり』は吉行和子と富士真奈美との対談本。俳句そのほかの話題がざっくばらんに語られる本。芭蕉、蕪村、一茶の富士の語の含まれる句を並べる場面など、面白かった。登場人物一覧が巻末に掲載されており、対談で名前の出た人物が一覧できるのは親切な作りだと思った。
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(敬称略)
(本日読了した二冊はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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