ラヴロックの『ガイアの復讐』のエネルギーに関する章(第5章)を読み終える

令和5年2月14日、ジェームズ・ラヴロックの『ガイアの復讐』の第5章を読み終えた。

電気をはじめとした様々なエネルギーについて語られる章である。人類が生活する中で用いるエネルギーについて考察がなされる。

著者ラヴロックは人類のニーズを満たし、かつ、ガイアを妨げないエネルギーは原子力発電であると考えている。他のエネルギーの有利な点、不利な点もここで説明がなされている。

核融合、核分裂の原子力のほか、風力、天然ガス、水素、波、水力、バイオマス燃料、太陽光エネルギーなどが検討される。

放射性廃棄物を著者の土地に保管するという申し出を原子力発電所に対して行ったというエピソードは興味深かった。コンクリート詰めにされるであろう廃棄物から出る熱は暖房に利用するつもりであることが語られている。

ジェームズ・ラヴロック著、秋元勇巳監修、竹村健一訳/ガイアの復讐(中央公論新社、2006年)

(敬称略)

(『ガイアの復讐』はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)

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