令和5年1月5日、タミ・シェム=トヴの『父さんの手紙はぜんぶおぼえた』(岩波書店、2011年)を読み終えた。訳者は母袋夏生。ユダヤ人少女リーネケが主人公の物語。リーネケはナチス・ドイツの侵攻により、家族と離れて暮らすことになる。リーネケには父親から手紙が送られ、彼女はそれを楽しみにしている。この物語は実話をもとにしており、巻末にはリーネケと作者との対話も収められている。当時のユダヤ人たちの窮状を読むと胸が痛む。
(敬称略)
(『父さんの手紙はぜんぶおぼえた』はサピエ図書館の点字データで読みました。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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