ジェームズ・ラヴロックの著作、『ガイアの復讐』を読み進めている。今日は第3章を読み終えた。「第3章 ガイアの歴史」の最初のパートのタイトルは「酸素の出現」である。
地球に生命が誕生した時期(「30億年から40億年前」(本文より))の話からこの章は始まる。この時期の地球と太陽の位置関係、地球表面の状態などが語られる。
メタンの温室効果を起こす力が二酸化炭素よりも高いといったことがこのパートでは紹介されており、この部分は最近の風潮とも相まって印象的だった。
最近の風潮というのは牛などの家畜が発するガスが温暖化の原因であり、それを危険だとする主張がメディアで取り上げられる、というものである。この牛たちのメタンを警戒する論を初めてブログ執筆者が雑誌で読んだのはもう十年以上も前だったような気がする。雑誌は新潮社の「Foresight」だったと思う。四でも全く実感がわかなかったが、知人との会話の時に話題にしたようにも思う。
ジェームズ・ラヴロック著、秋元勇巳監修、竹村健一訳/ガイアの復讐(中央公論新社、2006年)
(敬称略)
(『ガイアの復讐』はサピエ図書館の点字データで読んでいます。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
コメント