ジェームズ・ラヴロックの『ガイアの復讐』の第4章を読み進めている。BBCの番組の中で気候学者のピーター・コックス、V.ラマナサンが「(以下引用)我々は既にある意味で、地球温暖化の引き返せない地点を通過してしまったのではないか(引用終わり)」という懸念を表していたことが紹介される。
このパートでは、エアロゾルの冷却作用について説明される。冷却作用を持っているのだ、という著者の考えも語られている。が、それにより人間が環境に及ぼした変化が気づかれずにいるのではないか
EUが酸性雨の源であるエアロゾルを除去しようとしたために2003年夏のヨーロッパの猛暑が起こったという説があったことなども紹介される。
子のパートの最後の部分では、ラヴロックは我々人類が汚染を続ければ、二酸化炭素の濃度が500ppmかそれ以上になるとの見方を示している。
ジェームズ・ラヴロック著、秋元勇巳監修、竹村健一訳/ガイアの復讐(中央公論新社、2006年)
〈読み進めるにあたって参考にさせていただいたページ〉
(敬称略)
(『ガイアの復讐』はサピエ図書館の点字データで読んでいます。点訳ボランティアの皆様と関係者の方々に感謝申し上げます。)
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